夏の疲れを感じたらお風呂に入ろう! シャワーだけじゃダメな3つの理由
盛りは過ぎたものの、まだまだ残暑厳しい今年の夏。一日の疲れを癒すためにゆっくりお風呂を楽しみたいところだが、湯上がりの汗を嫌って、シャワーだけで済ませてしまう人が多いのではないだろうか。
しかし、昼間の高い気温でダメージを受けている身体のことを考えれば、シャワーだけではNG! 著書『お風呂deダイエット』が話題のエッセイスト、山崎まゆみさんによれば、「暑い夏だからこそ、浴槽の湯に浸かるべき」なのだという。
シャワーだけでは、体臭が強くなる
「お湯に浸からない生活を続けていると、脂っぽく、粘度の高いベタベタした汗ばかりかくようになります。これは、浴室でしっかり汗を流すことを避けたため、汗腺と発汗を促す交感神経の働きが鈍り、大切なミネラル分まで体外に出てしまっている証拠」(山崎さん)
このベタベタの汗は乾きにくく、本来の気化熱による体温調節が機能しないどころか、汗臭さの原因にも。日本人に比べ、欧米人の体臭が強いのは、普段、シャワーだけでお風呂を済ませていることが理由だと言われている。
シャワーだけでは、睡眠不足になる
ただでさえ寝苦しい夏は、寝つきが悪くなるだけでなく、眠りも浅くなりがち。山崎さんによると、短時間で気持ちよく睡眠に入るためには、就寝少し前のお風呂が欠かせないという。
「人間は体温が上がった後、その温度が下がっていく中で眠くなります。でも、夏は気温が高いので、体温が下がりにくい。だから、一度身体をしっかり温められる入浴が必要なのです。シャワーだけでは不十分」。就寝前の入浴が睡眠の質を上げることも知られており、睡眠不足が原因とも言われる夏バテの解消にも役立ちそうだ。
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