女児監禁から考える 夏休みの子どもを犯罪から守るには「不審者」ではなく「景色」に注目

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不審者よりも景色に注目せよ

 夏休みを目前に控えた7月中旬、岡山県倉敷市で小学5年生の少女が誘拐・監禁されるという事件が起きました。

 幸い5日後に無事保護されましたが、母親が事前に不審車両について警察に相談し、少女にGPS機能付き携帯電話を持たせていたにもかかわらず、事件を未然に防ぐことはできませんでした。

 おそろしい犯罪者の手からこどもたちを守るには、いったいどうしたらいいのでしょうか。

 犯罪学を専門とする小宮信夫立正大学教授は、著書『犯罪は予測できる』(新潮新書)で、「不審者」ではなく「景色」に注目すべきだと語っています。...

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