家庭用ウォーターサーバー選びで、まずチェックするべきポイント

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 最近、ウォーターサーバーのCMを見ることが多くなってきました。

 ウォーターサーバーといえば、かつてはオフィスや病院などで使われる業務用がほとんどでしたが、東日本大震災の影響もあり、気軽に家の中で安心・安全な水を飲める家庭用のシェアが急上昇しています。

 各社様々な商品が出ていますが、ウォーターサーバーを選ぶ際に重要なポイントはどこなのでしょうか。

■「RO水」か「天然水」か

「ウォーターサーバーを選ぶ時にまずチェックするべきなのは、提供される水の種類です」

 こう語るのは、ミネラルウォーターの専門家・早川光さん。

 早川さんの近著『ミネラルウォーター・ガイドブック』によると、現在ウォーターサーバーの7割以上が「RO水」と呼ばれる水を使っています。

「RO水とは“逆浸透膜(RO膜)”と呼ばれる特殊なフィルターによって濾過された水のことで、ペットボトルのミネラルウォーターとは異なるものです。
 逆浸透膜で濾過すると水に含まれるミネラルはほとんど除去されてしまうので、後からミネラルを添加していることが多いようです」(『ミネラルウォーター・ガイドブック』より)

 したがって、ウォーターサーバーを選ぶ際には、まず「RO水」か「天然水」かを選ぶ必要が出てきます。「天然水」は、ミネラルが地下で自然に溶け込んだ水に、加熱殺菌や濾過など最小限の処理を施した水です。

 安全性については、「RO水」も「天然水」も同じく安全に飲めるように製造されていますので、あとは選ぶ人が何を重視するかが決め手になってくるでしょう。

「もしペットボトルの『ナチュラルミネラルウォーター』と同じレベルの品質を求めるのであれば『天然水』のウォーターサーバーを選ぶことをおすすめします。
 水の質よりもコストを重視している人であれば、比較的安価な商品が多い『RO水』を選ぶという考えもあります」(『ミネラルウォーター・ガイドブック』より)

 他にもウォーターサーバーにはメーカーによって異なる機能や手入れ方法、そして料金などチェックするべきポイントがいくつかあり、『ミネラルウォーター・ガイドブック』でも詳しく紹介されています。

 値段だけを見て選ぶのではなく、メーカーのホームページなどをチェックして、自分に合ったウォーターサーバーを見極めましょう。

デイリー新潮編集部

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