綾瀬はるか ウサギの物マネでオーディション突破! それで合格!?

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 広島市内のとある小中学校。意外なふたりが同窓だった。本屋大賞受賞『村上海賊の娘』の著者、和田竜氏(44)と女優の綾瀬はるかさん(29)。100万部を超えたくだんの時代小説から大河ドラマの裏話まで、同郷のよしみで話は弾み、綾瀬さん芸能界入りの話にも及んだ。

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和田:東京に出てこられたのはいつごろ?

綾瀬:高校2年生のころです。高1のとき、広島でホリプロのスカウトキャラバンがあって、高校の友だちに「妹が受けるのについて行くから一緒に行こうよ」と誘われて、部活をサボれるから行くか、というノリで3人で行ったんです。そうしたら受付で「30秒の自己PRがオーディションだから、ぜひやってください」と言われて、高校で流行っていたウサギの物マネをしました。

和田:それで合格!? ウソでしょう。

 「(当時)高校で流行っていたウサギの物マネをしました。」と綾瀬さん。

綾瀬:本当です。その日のうちに4次、5次審査まであって、広島会場の最後の2人に、次に全国の5人に選ばれて東京に呼ばれたんです。ちょうど夏休みだったし、家族も受かると思わないから「行ってらっしゃい」と。そうしたら審査員特別賞に選ばれ、それがニュースになって父が激怒したんです。校則が厳しい高校で、しかも父はPTA会長だったので、高校に呼び出されてお説教された父が「管理不足だ」と母を怒って。私も、学校を辞めて東京に行く準備もできてなくて、ほかの受賞者2人はすぐに東京に出たのに、私は広島で1年間悩んで、という感じでした。

※「本屋大賞『村上海賊の娘』100万部突破記念 『和田竜』×『綾瀬はるか』ローカル対談」より一部抜粋掲載。

デイリー新潮編集部

週刊新潮 2014年5月29日号掲載

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