ケータイとアルコール、どっちが交通事故の元になる?
忘年会のシーズンになるにつれて、飲酒運転が増えることが予想される。ちょっと飲んだだけだから、少しさませば大丈夫、などと思うドライバーも多いようだが、アルコールを抜くのには意外と時間がかかる。
ビール大瓶1本、あるいは日本酒1合のアルコールを体内で処理するには3時間かかるというのだ。
しかし、事故の要因は他にもある。
特に身近で、見落とされがちなのが携帯電話だろう。
『交通事故学』(新潮新書)の著書がある日本交通心理学会会長の石田敏郎・早稲田大学人間科学学術院教授によると、携帯電話に起因する交通事故の7割は着伝時(電話がかかってきた時)と架電時(電話をかけている時)に発生しているという。...