ビジネスに直結! いま東大生が読んでいるビジネス書 ベスト3
現役東大生はいったいどんなビジネス書を読んでいるのか? 所詮学生だろ、なんて突っ込みを入れたくなるが、それを吹き飛ばすかのように、意外にもビジネスに直結するような書籍が並んでいた。東京大学生協・本郷書籍部が発表する「経済・経営」のベストセラーランキングを覗いてみた。
第3位
『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』 上田正仁 ブックマン社
“独創的なアイデアを生み出す思考のトレーニング法とは? 人気講義で立ち見続出の東大物理学者による、考えることが楽しくなる入門書。”(ブックマン社ウェブサイトより)
東大でマイケル・サンデルもかくやという対話形式の講義を行い大人気の著者。社会で求められる「問題発見型の人間」になるために「考える力」を増強せよと説く。「考える力」を養うために必要な具体的ノウハウが満載。会社に入ったばかりの若いビジネスマンにお勧め。
第2位
『統計学が最強の学問である』 西内啓 ダイヤモンド社
“ITの発達と結びつき、あらゆる学問、ビジネスへの影響力を強める統計学。その魅力と可能性、活用法をわかりやすく伝える。”(ダイヤモンド社ウェブサイトより)
何かと話題の「ビッグデータ」などビジネスの現場でも見逃せない統計学。権威やロジックも吹き飛ばして「正解」を導きだしてしまうそのパワフルさをコントロールする術を身につける必要がある。部下の出してくる数字やサンプル調査の正確な意味を判断しなければならない重責を担うビジネスマンにお勧め。
第1位
『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』 ジェレミー・ドノバン 新潮社
“聴衆を魅了するスーパープレゼンテーションのテクニックをあなたに伝授。”(新潮社ウェブサイトより)
1位はNHKの番組やネット動画などでもおなじみのTEDトークから。世界の著名人が最上級のプレゼンを披露してきたTEDカンファレンス。その運営者が招待したプレゼンターに教授する「TEDの十戒」。聴衆の心を魅了するための具体的なテクニックがそこには詰まっている。基礎的なノウハウから実践的なハウトゥーまで要点がしっかりとまとまっており、プレゼン本の新しい定番となるのは間違いない。プレゼンだけではなく人の心を動かす会話を取得するという意味で、人前で話す必要のあるあらゆるビジネスマンにお勧め。
いかがだっただろう。ビジネスマンとして必要な基礎的な教養、最新の流行の話題、超実戦的な指南書、とバランスよく並んでいるのが印象的だ。リアルなビジネスの現場で働く現役ビジネスマン諸子もご参考になっただろうか。