こんな記事も読まれています
「脳科学」過信への科学的警鐘/『その〈脳科学〉にご用心:脳画像で心はわかるのか』
本書で警告しているのは「脳科学」への過剰な信頼だ。例えば、「愛情を感じている時の脳の活動を解明」、「優れたビジネスリーダーの脳の鍛え方」、「買い物がやめられない脳」……。そんな最新の脳科学に基づくニュースにメディアは飛びつき、人々はそれを喜んで受け入れる。
確かに、鮮やかに彩られた脳スキャン画像の写真付きで書かれた記事は、疑いない事実のように見える。いよいよ「心の働きが解明されつつある」と感じるのも致し方ない面はある。だが、本書の著者であるワシントンのシンクタンク研究員と大学教授は、脳科学に基づくとうたった最新の研究成果を鵜呑みにすべきではないと警鐘を鳴らす。...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
独りでは生きていけない――KEIKOと同じ高次脳機能障害のルポライターの「セルフ取材」闘病記
小室哲哉さんが、週刊文春に不倫疑惑を報じられたことをきっかけに、引退を発表した。引退発表の会見では「高次脳機能障害」を抱える妻のKEIKOさんの介護についても話が及んだ。KEIKOさんは2011年にくも膜下出血で倒れ、現在も療養中。小室さんはKEIKOさんの病状について「高次脳機能障害ですか。脳の障害ということで、残念ながら音楽に興味を持つということは日に日に減ってきて、ほぼ歌うことはなくなりました」と明かし、「僕から見る限り、女性から女の子、みたいな…。...
つづきを読む