「ナプキンと女物のパンツを買ってこい!」 イケメン力士・翔猿の凄絶パワハラ 付け人の顔面を蹴り上げる暴行も

スポーツ

  • ブックマーク

「側頭部と襟足の毛髪がごっそり抜け落ち……」

【全2回(前編/後編)の前編】

 角界を代表する“イケメン”として高い人気を誇る、東前頭二枚目の翔猿(とびざる・32)。麗しくもりりしい顔立ちとは裏腹に凄絶なパワハラ気質の持ち主で、付け人が次々に辞めていくというから聞き捨てならない。かくて相撲協会に告発があり、彼は聴取を受けるに至った。

 ***

 東京・両国国技館で1月26日に千秋楽を迎えた大相撲初場所。大関豊昇龍(25)が2度目の優勝を遂げて綱取りを達成し、一方で横綱照ノ富士(33)が現役を引退した。

 横綱の世代交代という鮮やかなドラマが展開された傍ら、両国界隈では、ある力士の異様な風体が人目を引いていた。

「追手風(おいてかぜ)部屋の薩摩翔(さつましょう・25)、序二段の力士です」

 とは、大相撲ファン。

「初場所での彼は、側頭部と襟足の毛髪がごっそり抜け落ちており、ファンの間で“何事か”と騒ぎになりました。頭頂部の毛は残っていて、どうにかまげは結えていますが、頭囲が変に刈り上げたようになってしまっている。その姿にSNSでも〈薩摩翔、大丈夫なんか〉などと心配する声が上がっています」(同)

 脱毛症の原因はさまざまだが、彼の場合はまず「心の不調」の可能性が高いという。日本相撲協会関係者が明かす。

「薩摩翔は、兄弟子である翔猿の付け人を務めています。その翔猿からイジメを受けて心をやられ、髪が抜けたのだろうといわれているのです」

イケメン力士としてバラエティー番組に出演

 翔猿は角界きっての人気力士だ。

 強豪として有名な埼玉栄高校と日本大学で相撲部に所属し、大学卒業後は追手風部屋に入門。2015年1月場所で初土俵を踏んだ。新入幕は20年9月場所で、小結昇進は22年11月場所。以降、小結と平幕を行き来して、現在は東前頭二枚目である。

 相撲記者によると、

「身長173センチの小兵ですが、機敏に相手を翻弄する面白い相撲を取ります。格上を倒す“ジャイアントキリング”が持ち味で、先の初場所でも大の里(24)と琴櫻(27)の両大関から銀星を、横綱照ノ富士からは3度目の金星を挙げました」

 タレント性も評価されている。

「美形かつ精悍な顔立ちのイケメン力士としてバラエティー番組にたびたび出演しています。メディア露出も多く、作業靴メーカー『ミドリ安全』のCMにも起用された。安全靴を履き、滑りやすい床に挑んで性能をアピールする愛嬌たっぷりな姿が話題です」(同)

次ページ:「ぶつかり稽古を終えて倒れた元付け人の顔面を蹴り上げた」

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。