こんな記事も読まれています
“がんの王様”すい臓がんの最新治療…抗がん剤、ナノナイフ
主たる自覚症状なし。発見された時にはほとんどが末期のステージIVで、5年生存率はわずか1〜2%。すい臓がんが、この難病の中でも最も怖ろしい「がんの王様」と呼ばれる所以(ゆえん)だ。しかし、そのすい臓がんの治療現場の光景も近年、劇的に変化しているという。
***
すい臓の膵頭部と十二指腸、胃・胆管・主膵管の一部、胆嚢をまとめて取り除く。そして小腸を下から引っ張り、残った胃、胆管、主膵管と接合させる。膵頭十二指腸切除術は複雑で、すい臓がん手術の中でも特に難しい。...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
がん告知から3カ月で急逝…軍事ジャーナリスト神浦氏が訴えていた“肩の痛み”
「戦いは相手次第。生き様は自分次第――」。人生を左右するがんとの闘病は“最後の日本兵”故・小野田寛郎少尉の言葉のようだ。中国の軍拡問題や混迷が続く中東情勢など、軍事と安全保障の分野で活躍していた軍事ジャーナリストの神浦元彰氏が、5月4日に肝臓がんで急逝した。告知からわずか3カ月。66歳だった。
***
「やりたいことはやった。思い残すことはない。運命として受け入れている」
神浦氏は入院中、達観した様子で妻の八千代さんに話していたという。
広島県出身の神浦氏は中学卒業後、神奈川県横須賀市の陸上自衛隊少年工科学校(現・陸上自衛隊高等工科学校)に入学。...
つづきを読む