白血病・悪性リンパ腫に「キメラ抗原受容体」 寛解率100%の例も

ドクター新潮 医療 がん

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 遺伝子操作で免疫細胞に組み込まれた人工のアンテナ。これががん特有の抗原を捉えると、免疫細胞はみるみる増殖して兵力アップ、がん細胞を次々と攻撃し始める。白血病や悪性リンパ腫に効果をもたらす「キメラ抗原受容体」免疫遺伝子療法は、英語の頭文字をとり、「CAR―T細胞療法」と呼ばれる。メガファーマやベンチャーがこぞって開発競争に参戦。熾烈極まる“CARレース”の行方は――。

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