蓮舫代表、戸籍公開は「子どもに影響」で拒否 言い訳と開き直り

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 地盤をください、支持率をください、「日本人」として認めてください――。白を自身のイメージカラーとしてきた民進党の蓮舫代表(48)は、就任1カ月半で「白い乞い人」と化している。やることなすこと上手くいかず、党内外には白けた雰囲気が漂うばかり。以下は、白眼視も已(や)む無しの、虚しき蓮舫言行録である。

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 10月18日、広島東洋カープの黒田博樹投手が「男気」引退会見を開いたその日、蓮舫党首は「女気」の欠片(かけら)も感じさせない懇談を開いていた。

「蓮舫さん側からの要請で、各社の記者が集められたんです」

 と、全国紙の野党担当記者が振り返る。

「オンレコを要求した社もあったんですが、彼女はそれを突っぱね、弁護士らが同席した上での二重国籍問題に関するオフレコ懇談となりました。しかし、かなり言い訳めいていて、戸籍を公開すればいいのではないかとの疑問には、『自分の子どもに影響を与えてはならないので』という理由で拒否。単に子どもの欄を黒塗りにすればいいだけだと思うんですけどね」

 他にもこの場で蓮舫氏は、

「催告(法相による国籍選択を迫る通知)を今後、徹底していくんでしょうか。そうしたら、法相は忙しくなりますね」

 こう開き直ったかと思えば、改めてオンレコでの見解を求められても拒絶。何とも白黒はっきりしない態度に終始したのだった。

最近少しおやつれのような…

■「不通化」

「一方で、10月27日の定例会見、これはもちろんオンレコですが、そこでは国籍選択の手続きを適宜説明しなかった理由について訊(き)かれ、『特段ないです』とキレ気味でした」(大手メディアの政治部デスク)

 世間が問題視しているのは、二重国籍そのものよりもむしろ、

「二転三転する彼女の不誠実な対応です」(同)

 にも拘(かかわ)らず、オフレコ懇談、オンレコ会見での話しぶりを見る限り、蓮舫氏は全くそれに気が付いていない様子なのだ。そのひとつの要因として、

「お友だちの少なさゆえに、適切な情報がインプットされていないのではないか」

 と、民進党関係者は指摘。

「調整能力に欠ける彼女は、党運営を数少ない『側近』である野田さん(佳彦・幹事長)に任せっきりです。その分、被災地を回っていますが、苦手な党運営に携わりたくなくて、東京から逃げているだけでしょう」

 こうした声が聞こえてくるばかりか、衆院鞍替え問題に関しても、

「蓮舫サイドが東京都連に対して、彼女を比例東京ブロック単独1位で出馬させてほしいと打診したのは間違いない。ところが、これが報道され批判を浴びると否定し、小選挙区から出ると取り繕った」(前出記者)

 さらに、次々と難題が押し寄せているため、

「蓮舫さんは容量オーバーになっていて、同僚議員からの電話に出なくなったそうです」(同)

 韓国の朴槿恵大統領を髣髴(ほうふつ)させる「不通化」、すなわち孤立化の道を、早くも歩み始めているようなのである。結果、

「八方塞がりで自信を失い、痩せたように映る」(同)

 10月末の朝、自宅を出てきた蓮舫氏の眉間には深い皺が刻まれ、お疲れの様子。体調について尋ねても無視で、まさに「不通」だった。彼女に代わって、同居している蓮舫氏の母親は、

「(娘は)二重国籍問題で落ち込んでいることもなく、元気ですよ! 痩せたといっても元々細いですから」

 この蓮舫ママのセリフが、白々しい強がりとならないことを願ってやまない。

特大ワイド「ふりむけば百鬼夜行」より

週刊新潮 2016年11月10日神帰月増大号掲載

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