中日・落合GM、1月退任が濃厚か その狙いとは

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 中日ドラゴンズの“4年連続Bクラス”が確定した。

 なんでも“球団史上初の屈辱”だそうだ。“機関紙”中日スポーツは「竜に何が…」なる連載を実に9回に亘って掲載するというから、その衝撃の強さが窺える。

退任濃厚落合GM。隠し持つ“オレ流”秘策とは…(イメージ)

「一般紙の中日新聞までもが検証記事を掲載しました。極めて異例の事態です」

 とスポーツ紙ドラ番記者。

 8月に谷繁元信監督が事実上解任されたのは周知の通り。全責任をおっ被せたわけだが、中日新聞は“森繁和ヘッドコーチの代行指揮後も勝率や打率、防御率はほとんど同じ”と指弾した。換言すると“GMの編成こそが問題だ”との批判が、身内から噴出したのだ。

「さすがに、落合博満GMの最大にして唯一の後ろ盾である白井文吾オーナーにも変化が表れました。17日付日刊スポーツが“(来年1月で契約満了の落合GMを)続けさせるのは難しい”との白井発言を大きく報道。同日、白井オーナーは発言を否定したものの、GMの処遇を改めて問われると、“本人の気持ちの問題”と、従来の擁護の姿勢から一転して冷たい反応を示した。どうやら落合GMの1月退任は濃厚ですね」(同)

 ここで気になるのが、“1月退任”というタイミングである。ドラフトやトレードなど来季に向けた編成はシーズン直後の秋に行われる。それを手掛けてから辞めるのはあまりに不自然。そもそも、なぜそんな中途半端な契約期限なのか。

「実は、他ならぬ落合さんの強い要望で“1月末”の契約期限になったのです」

 と球団関係者が明かす。

「GMとして中日を復活させた後、監督として現場復帰する、というのが彼の青写真でした。その暁には“自ら編成したチームを自ら指揮する”、そのための“1月満了”だったのです。ただ、老獪な彼は失敗パターンも想定していた。それが“編成後に退任”です。監督やコーチ陣を“落合派”で固めて退任すれば、彼らに恩を売れます。しかも、来季もダメでも自分は矢面に立ちませんし、好成績なら自らの功績になる。というわけで、次期監督は、弟子的存在の小笠原道大二軍監督の昇進で決まり、です」

“オレ流”、恐るべし。

週刊新潮 2016年9月29日号掲載

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